アルファベット株、高効率なAI新型チップの開発報道で急騰

2026年7月21日 09:29

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記事提供元:International Business Times

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アルファベット株は20日、より効率的なAIチップを開発しているとの報道を受けて上昇した。同日午前10時56分(米国東部時間)時点で株価は2.70%超上昇し、356ドルを上回った。

米情報サイトThe Informationが報じたところによると、このチップはジェミニ(Gemini)のアーキテクチャの一部をシリコンに恒久的に組み込むという。

「Frozen v2」と呼ばれるこのチップは、同社の最新モデルと比較して、消費電力単位あたり6〜10個多くのトークンを処理できる可能性があるという。同製品は2028年に投入される可能性があり、社内のコンピューティング資源不足の緩和に役立つとみられる。実際、同社は先月、コンピューティング需要に対応するためスペースX(SpaceX)に対し月額9億2000万ドルを支払うことで合意している。

アルファベットはCNBCに対し、「ユーザーおよび顧客に最大限のパフォーマンスと効率性を提供するため、常に新たな技術革新を研究・実験している」との声明を出した。

さらに、「すべてのプロジェクトが実用化に至るわけではないが、この徹底した探求は当社のフルスタック戦略の中核をなすものだ」と付け加えた。

声明はまた、「ハードウェアとソフトウェアをゼロから協調設計することで、システムの統合性を高め、実際のワークロードに最適化している」としている。

各社は最も魅力的なAIモデルの開発を競っているが、競争は一段と激化している。特に中国企業は、ダウンロード・カスタマイズが可能で自社インフラ上で運用できるオープンウェイト型AIモデルの公開を通じて存在感を高めている。

Axiosによると、開発者が数百のAIシステムにアクセス・比較できるマーケットプレイス「OpenRouter」では現在、中国製オープンウェイトAIモデルが上位を占めている。テンセント(Tencent)、シャオミ(Xiaomi)、ディープシーク(DeepSeek)、ミニマックス(MiniMax)、Z.aiの5社が週間トークン使用量の上位5モデルを独占している。いずれもオープンウェイト型モデルで、開発者が独自に改変・展開できる。

直近のこうした流れは、北京を拠点とするムーンショットAI(Moonshot AI)による「Kimi K3」の発表を受けたものだ。同社は今週初め、主力モデルがアンソロピック(Anthropic)の「Fable 5」やオープンAI(OpenAI)の「GPT-5.6 Sol」など米国の主要システムと並ぶベンチマーク結果を記録したと発表した。Axiosによると、ムーンショットはKimi K3を7月27日にオープンウェイト型モデルとして公開する意向も明らかにしている。

オープンウェイト型システムの人気拡大は、企業顧客の優先事項の変化を反映している。多くの企業は日常業務においてフロンティア級の性能を必ずしも必要とせず、コストや柔軟性、データ処理場所に対する管理性を重視する傾向にある。

Axiosに対しある投資家は、「最終的にはオープンソースモデルが企業クエリーの95%を処理するようになるだろう」と述べる一方、複雑な用途については高性能モデルが引き続き使われる可能性があるとの見方を示した。同誌によると、モジラ(Mozilla)のラフィ・クリコリアン最高技術責任者(CTO)は、日常業務にフロンティアAIモデルを使うことを「ホールフーズに行くのにフェラーリを運転するようなもの」と例えた。

※この記事はInternational Business Timesから提供を受けた記事を日本向けに翻訳・編集したものです。

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