米国株見通し:伸び悩みか、雇用統計改善なら重石に

2025年11月20日 13:54

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記事提供元:フィスコ

*13:54JST 米国株見通し:伸び悩みか、雇用統計改善なら重石に
(13時30分現在)

S&P500先物      6,748.25(+86.75)
ナスダック100先物  25,180.75(+459.00)


米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は大幅高、NYダウ先物は303ドル高。米金利は上昇が一服し、本日の米株式市場は買い先行となりそうだ。


19日のNY市場は5営業日ぶりに小反発。ダウは前日比47ドル高の46138ドルで終了し、ナスダックとS&P500も堅調地合いに。エヌビディアの決算発表を引け後に控え、積極的な売買は限定的だったが、直近の下落の反動で半導体などハイテクに買い戻しが入り相場を下支え。金融ではJPモルガンやゴールドマンが上昇。連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨は利下げを巡る見解の相違を示し、金利観測はやや不安定で買いを抑制した。


本日は伸び悩みか。前日引け後に公表されたエヌビディアの好決算がAI関連のセンチメントを押し上げ、ハイテク中心に買い先行の見通し。一方、FOMC議事要旨はハト派色を弱め、金利低下期待は後退しそうだ。今晩の雇用関連指標は横ばい観測だが、強めの結果なら追加利下げ観測が一段と弱まり、下押し圧力に。セクターでは半導体・クラウドに資金が向かいやすい。指数は上方向を試す場面があっても、金利高なら伸びを削られる展開が想定される。《TY》

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