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サスメド、ブロックチェーン臨床試験システムをHeartseed治験に提供
■データ照合作業を削減、治験コスト適正化と信頼性向上を実現
サスメド<4263>(東証グロース)は10月2日、同社が提供するブロックチェーン技術を活用した臨床試験システム「SUSMED SDS」が、Heartseed<219A>(東証グロース)による心筋再生医療HS-005の第I/II相企業治験に導入されると発表した。同システムは、医療機関でのデータ入力や照合作業を大幅に削減し、モニター訪問の回数や時間を低減させるとともに、データ改ざんが困難な特性を活かして信頼性を高める仕組みであり、新薬開発コストの適正化に資することが期待される。Heartseedは同システムにより治験効率を高め、HS-005の早期上市を目指す考えを示した。
同システムは、厚生労働省からGCP省令上SDVの代替として認められており、国立がん研究センターやアキュリスファーマの治験実績を持つ。さらに、東北大学病院との協力で静脈疾患の統合型レジストリシステムを構築するなど、リアルワールドデータへの応用も進めている。耐障害性や改ざん耐性については国際医学誌で実証報告がなされ、AWS Summit Japanでも先進事例として紹介された。これにより、治験業務の効率化とともにドラックロス問題解決への寄与が期待される。
サスメドはデジタル医療推進を掲げ、治療用アプリやブロックチェーン技術の応用を強化している。HeartseedはiPS細胞由来の心筋再生医療を手掛けるバイオベンチャーで、独自技術と研究実績を背景にグロース市場に上場している。今回の連携は、両社の技術力を結びつけ、国内における再生医療の実用化と新薬開発の迅速化に資する動きとして注目される。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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