ホンダの「プレリュード」が復活、e:HEV搭載で発売

2025年9月6日 09:34

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新型プレリュード(写真:Honda発表資料より)

新型プレリュード(写真:Honda発表資料より)[写真拡大]

 ホンダは4日、新型「プレリュード」を発表し、5日に発売した。ホンダ独自のハイブリッドシステム「e:HEV」を搭載するなど、最先端のスポーツカーとして生まれ変わっている。

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 プレリュードは1978年に初代が登場し、2001年まで生産されていた。当時は2ドアノッチバックのスポーツカーだったが、今回は3ドアファストバックとして復活している。グランドコンセプトとして「UNLIMITED GLIDE」を掲げており、優雅に滑空するグライダーような車を目指した。

 エクステリアは、躍動的な走りを連想させる見た目だ。シャープかつ低重心のフロントノーズ、なめらかで抑揚のついたシルエットなどがポイントとなる。ヘッドライトの形状も羽ばたく勢いを思わせる。マルチファンクションライトや、夜間のドライブをサポートするアダプティブドライビングビームなど、多種多様な機能をヘッドライト部分に凝縮した。

 フロントやリヤのバンパー下部にブルーのアクセントをつけるなど、最先端かつ優雅なスポーツカーを表現している。

 インテリアも、グライダーのコックピットのような高揚感を表現。スポーツカーらしい走りを楽しみやすいように、運転席のホールド性を強化した。一方で助手席はほどよいホールド性にとどめ、気軽に乗れるよう配慮されている。車内の主要カラーは「ブルー×ホワイト」で、ホワイトの軽快感とおしゃれなブルーのコントラストが目を引く。

 性能面では、ハイブリッドシステムのe:HEVに新技術Honda S+ Shiftを加えた。ホンダ初となる制御技術で、仮想の8段変速によりエンジン回転数を調節する。モーター駆動でありつつも、心地よいドライビングフィールを感じられる。

 ドライブモードは「SPORT」「GT」「COMFORT」の3種類。それぞれに「Honda S+ Shift」を組み合わせられることから、実質6種類の走行モードを楽しめる。

 希望小売価格は617万9,800円。

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