ジェイエスエスは25年3月期増収増益・連続増配予想

2024年5月16日 10:41

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

(決算速報)  ジェイエスエス<6074>(東証スタンダード)は5月14日の取引時間終了後に24年3月期業績(非連結)を発表した。売上面は堅調だったが、人件費の増加などにより減益だった。25年3月期は増収増益予想・連続増配予想としている。成人集客に向けて大人への訴求力強化を推進するとともに、既存施設の新築移転(ランニングコストの低いコンパクトタイプへの移行)による利益率の改善なども寄与する見込みだ。なお和歌山エリアでスイミングスクール等を展開するワカヤマアスレティックを子会社化する。積極的な事業展開で収益拡大を期待したい。株価は安値圏でモミ合う形だ。25年3月期予想に対する反応も限定的だった。ただし1倍割れの低PBRも評価材料であり、下値固め完了して出直りを期待したい。

■24年3月期は減益、25年3月期は増収増益・連続増配予想

 24年3月期の業績(非連結)は売上高が23年3月期比0.7%増の81億31百万円、営業利益が8.3%減の3億89百万円、経常利益が5.5%減の4億06百万円、当期純利益が7.0%減の2億18百万円だった。配当は23年3月期比2円50銭増配の14円50銭(第2四半期末7円25銭、期末7円25銭)とした。連続増配で配当性向は18.5%となる。

 売上面は堅調だったが、人件費の増加などにより減益だった。なお期末時点における全事業所合計会員数は5.6%減の8万3241人(子供会員数が6.0%減の7万4154人、大人会員数が2.0%減の9087人)となった。

 全社ベースの業績を四半期別に見ると第1四半期は売上高19億81百万円で営業利益74百万円、第2四半期は売上高21億41百万円で営業利益1億58百万円、第3四半期は売上高20億79百万円で営業利益1億18百万円、第4四半期は売上高19億30百万円で営業利益39百万円だった。全事業所合計会員数は第1四半期末が8万6553人、第2四半期末が8万7993人、第3四半期末が8万6814人、ダ4四半期末が8万3241人だった。

 25年3月期の業績(非連結)予想は、売上高が24年3月期比2.9%増の83億69百万円、営業利益が5.1%増の4億10百万円、経常利益が0.9%増の4億10百万円、当期純利益が20.6%増の2億63百万円としている。配当予想は24年3月期比50銭増配の15円(第2四半期末7円50銭、期末7円50銭)としている。連続増配予想で予想配当性向は22.0%となる。

 増収増益・連続増配予想としている。成人集客に向けて大人への訴求力強化を推進するとともに、既存施設の新築移転(ランニングコストの低いコンパクトタイプへの移行)による利益率の改善なども寄与する見込みだ。なお和歌山エリアでスイミングスクール等を展開するワカヤマアスレティックを子会社化する。積極的な事業展開で収益拡大を期待したい。

■株価は下値固め完了

 株価は安値圏でモミ合う形だ。25年3月期予想に対する反応も限定的だった。ただし1倍割れの低PBRも評価材料であり、下値固め完了して出直りを期待したい。5月15日の終値は506円、今期予想PER(会社予想のEPS68円18銭で算出)は約7倍、今期予想配当利回り(会社予想の15円で算出)は約3.0%、前期実績PBR(前期実績のBPS728円29銭で算出)は約0.7倍、そして時価総額は約20億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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