日経VI:上昇、株価大幅下落で警戒感広がる

2024年4月16日 16:05

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記事提供元:フィスコ

*16:05JST 日経VI:上昇、株価大幅下落で警戒感広がる
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は16日、前日比+1.29(上昇率6.20%)の22.09と上昇した。なお、高値は22.18、安値は21.18。昨日の米株式市場で主要指数が下落した流れを受け、今日の東京市場は売りが先行し、日経225先物は下落して始まった。取引開始後も日経225先物が軟調な展開となったことから、市場心理が悪化。加えて、中東の地政学リスクの高まりに対する警戒感も払しょくできず、市場ではボラティリティーの高まりを警戒するムードが広がり、日経VIは終日、昨日の水準を上回って推移した。

【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。《SK》

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