国内外の注目経済指標:日本の10-12月期GDPは上方修正の見通し

2024年3月9日 14:35

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記事提供元:フィスコ

*14:35JST 国内外の注目経済指標:日本の10-12月期GDPは上方修正の見通し
 

3月11日-15日週に発表される主要経済指標の見通しについては、以下の通り。

■11日(月)午前8時50分発表予定
○(日)10-12月期国内総生産(GDP)改定値-予想は前期比年率+1.0%
速報値はマイナス成長だったが、10-12月期法人企業統計で国内企業の設備投資は予想以上に堅調だったことからプラス成長に上方改定される見込み。ただし、個人消費は改定値でもさえない状態が続くとみられる。

■12日(火)午後9時30分発表予定
○(米)2月消費者物価コア指数-予想は前年比+3.7%
1月は中古車価格の下落や衣料品価格が小幅な上昇にとどまったが、一部サービス価格は上昇しておりコア指数の上昇率は鈍化しなかった。サービス価格は下げ渋っており、この状況は2月も変わらないため、コア指数の上昇率は1月実績に近い水準となる見込み。

■14日(木)午後9時30分発表予定
○(米)2月小売売上高-予想は前月比+0.8%
参考となる1月実績は前月比-0.8%で市場予想を下回った。自動車・同部品の売上高が減少したことが要因。2月については自動車・同部品の売上げは反動増が予想されており、1月に減少したオンライン販売は多少持ち直すと期待されていることから、前月比プラスとなる見込み。

■15日(金)午後10時15分発表予定
○(米)2月鉱工業生産-予想は前月比0.0%
参考となる1月実績は小幅低下。2月については電子機器などの生産が順調であること、非耐久財の生産がやや持ち直すと予想されており、全体的には若干のプラスとなる可能性もある。

○その他の主な経済指標の発表予定
・12日(火):(日)2月国内企業物価指数
・13日(水):(欧)1月ユーロ圏鉱工業生産
・14日(木):(米)2月生産者物価指数
・15日(金):(米)3月ミシガン大学消費者信頼感指数速報《FA》

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