日経VI:小幅に上昇、米CPI発表控え警戒感緩まず

2023年10月12日 16:05

印刷

記事提供元:フィスコ

*16:05JST 日経VI:小幅に上昇、米CPI発表控え警戒感緩まず
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は12日、前日比+0.01(上昇率0.05%)の20.68と小幅に上昇した。なお、高値は20.87、安値は20.01。昨日の米株式市場で主要指数が上昇した流れを引き継ぎ、今日の東京市場は買いが先行し、日経225先物は上昇、日経VIは低下して始まった。取引開始後も日経225先物は堅調に推移し、市場ではボラティリティーの高まりを警戒するムードが後退し、日経VIは昨日の水準を下回って推移する時間が長かった。ただ、米国で今晩、9月の米消費者物価指数(CPI)が発表されることから、終盤にかけてこれを警戒するムードが広がり、日経VIは取引終了前に上昇に転じた。

【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。《SK》

関連記事