ホンダ、北米向け新型EV「プロローグ」発表 国内でも展示へ

2023年10月4日 16:14

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プロローグ(写真:本田技研工業の発表資料より)

プロローグ(写真:本田技研工業の発表資料より)[写真拡大]

 ホンダは9月29日、北米向け新型EV「プロローグ」を発表した。2024年初頭に発売予定で、それに先立ち10月28日~11月5日に東京ビッグサイトで開催される「JAPAN MOBILITY SHOW」でも展示する。

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 プロローグのデザインは、シンプルかつスタイリッシュで、SUVらしいたくましさをバランスよく兼ね備えている。エクステリアのシルエットは重心を低くしながら、幅を広く取り、全体的な流麗なラインを描く。インテリアも水平基調なデザインをベースに、上質な素材を取り入れている。大径ホイールでSUVらしさを示しながら、多くの人が取りつきやすい見た目だ。

 性能面では、電動パワートレーンに注目したい。Ultium(アルティウム)バッテリーを使うGMと、共同開発した。85kWhのバッテリーは、EPA(米国環境保護庁)の基準値である約482km(300マイル)超えを目指す。150kW以上の高出力充電もできることから、利便性も見逃せない。マルチリンク式サスペンションにより、スポーティな走りができるのもポイントだ。

 コネクティビティでは、シームレスなデジタルサービスが特徴。車載向けサービスである「Google built-in(グーグルビルトイン)」を使えば、Googleの各種サービスを車内で利用できる。OTA(Over the Air)による一部機能の更新も可能だ。

 先進安全運転支援システムのHonda SENSING(ホンダ センシング)は、全グレードに標準装備。米国の安全性能評価試験でのIIHS(米国道路安全保険協会)最高評価であるトップセーフティーピック+、NHTSA(米国高速道路交通安全局)の最高評価である5つ星を目指して開発されている。

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