日経平均VIは低下、株価底堅く警戒感が後退

2023年8月7日 14:06

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記事提供元:フィスコ

*14:06JST 日経平均VIは低下、株価底堅く警戒感が後退
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は14時5分現在、前日比-0.44(低下率2.11%)の20.42と低下している。なお、今日ここまでの高値は21.70、安値は20.41。

先週末の米株式市場で主要指数が下落した流れを引き継ぎ、今日の東京株式市場は売りが先行し、日経225先物は下落、日経VIは上昇して始まった。ただ、日経225先物は先週末までの3日続落で1260円下落しており買い戻しが入りやすく、朝安の後は底堅い動きとなり、日経225先物は上げに転じた。こうした値動きに加え、ダウ平均先物が時間外取引で底堅く推移したことも安心感となり、市場ではボラティリティーの高まりを警戒するムードが後退し、日経VIは午前の中頃に低下に転じた。


【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向がある。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っている。《SK》

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