柏高島屋ステーションモール、2023年秋以降に大規模リニューアルへ

2023年7月27日 08:08

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大規模リニューアルする柏高島屋ステーションモール。左から本館、S館、新館。(画像: 東神開発発表資料より)

大規模リニューアルする柏高島屋ステーションモール。左から本館、S館、新館。(画像: 東神開発発表資料より)[写真拡大]

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 高島屋と連結子会社の東神開発は、千葉県柏市の柏高島屋ステーションモール(柏市末広町)で2023年秋以降、15年ぶりの大規模リニューアルを展開する。コミュニティゾーンを新たに設けるとともに、ディスカウントスーパー「オーケー」が出店する一大食品ゾーンを開設するのが目玉で、デジタルでは手に入れられない価値を創出する計画。

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 コミュニティゾーンは新館10、11階に2024年秋、登場する。「柏の人の居場所」がコンセプトで、施設のにぎわいを地域に還元し、地域のにぎわいを施設に取り込むためのコミュニティ事業に利用する。

 一大食品ゾーンは2024年春、S館の1、2階に出現する。オーケーが1階に出店するほか、2階のフードストリートを広げ、食品雑貨店とイートインが新たに登場する。これにより、食品売り場の面積は百貨店を合計してエリア最大級の6,200平方メートル以上になる。

 このほか、S館5階に2023年9月、ファストファッションの「ユニクロ」がエリア最大級の売り場で出店を予定している。さらに、本館は2023年夏から秋にかけ、百貨店機能を集約する一方、6階にゴルフゾーンと紳士用ファッション雑貨売り場を再構築。これまで以上に魅力的な売り場に生まれ変わる。

 新規出店予定の店舗は韓国コスメの「イイナ」、フレグランスの「ミラーハリス」、オーガニックタオルの「ヒポポタマス」、ゴルフウエアの「ランバンスポール」など。

 柏高島屋ステーションモールは1973年、高島屋柏店として開業した。1979年には専門店ビルの「ローズタウン」を新設、1992年の大規模リニューアルを経て高島屋柏店を核店舗とする柏高島屋ステーションモールに生まれ変わった。その後、2008年にも大規模リニューアルを実施、本館、新館、S館からなる売り場面積5万平方メートル以上の大規模店として、千葉県北西部の中心商業施設の役割を担っている。(記事:高田泰・記事一覧を見る

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