日経VI:低下、株価大幅高で警戒感が後退

2023年7月13日 16:05

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記事提供元:フィスコ

*16:05JST 日経VI:低下、株価大幅高で警戒感が後退
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は13日、前日比-1.29(低下率5.99%)の20.23と低下した。なお、高値は20.94、安値は20.06。昨日の米株式市場で主要指数が上昇した流れを引き継ぎ、今日の東京株式市場は買いが先行し、日経225先物は上昇、日経VIは低下して始まった。取引開始後に日経225先物は一時、小幅に下落する場面があったが、その後はプラス圏で上昇幅を拡大した。市場では27-28日の日銀金融政策決定会合で大規模な金融緩和策を見直すとの警戒感があるが、今日は株価が大幅高となったことを受け、ボラティリティーの高まりを警戒するムードが後退し、日経VIは終日、昨日の水準を下回って推移した。

【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。《SK》

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