Pixelスマホの国別出荷台数、日本が米国を抜いて1位に

2023年7月9日 15:08

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記事提供元:スラド

Counterpoint によると、Google Pixel スマートフォンの国別出荷台数シェアで日本が米国を抜いて 1 位になったそうだ(Counterpoint のブログ記事9to5Google の記事)。

2022 年第 1 四半期の Pixel 出荷台数シェアは米国が 51% を占めており、日本は 10% に過ぎなかった。この時点では西欧 (24%) およびその他の地域 (14%) も下回っていたが、2023 年第 1 四半期には 34% まで上昇。31% まで減少した米国を上回って 1 位となった。Pixel の出荷台数総計は前年同四半期比で 67% 増加したといい、米国での出荷台数は減少したのではなく横ばいのようだ。

日本での好調は Pixel 7a の発売が大きいという。発売後 3 週間の販売台数は前世代 Pixel 6a と比べて 74% 増加。Pixe 7a は Tensor G2 プロセッサーにカメラのパフォーマンスや RAM といったスペックでフラッグシップの Pixel 7シリーズに比肩するが、価格はおよそ 24% 安い。また、日本市場では小さめの画面サイズが好まれることも影響を与えたとのこと。

Pixel 7a は Pixel 6a とは異なり、三大キャリアすべてで販売される点も大きいという。au とソフトバンクだけだった Pixel 6a でも 2022 年 9 月から 2023 年 3 月まで 7 か月連続で最も売れた Android スマートフォンだったといい、ドコモも販売する Pixel 7a はさらに売れることが期待される。

Counterpoint によれば、第 1 四半期の Google の国内シェアは 9% で、Apple に続く 2 位だったそうだ。京セラFCNT の撤退により国内メーカーが減少し、Apple と Google の支配が進むことも予想されるが、Counterpoint では成熟した国内市場で Google のシェアが急速に伸びることはないとの見方も示している。なお、IDC の推計によれば、第 1 四半期の国内市場 2 位はシャープであり、Googleはトップ 5 にも入っていない。

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