GW明けの五月病に要注意! 朝の「ある習慣」で、ちょっと気持ちがラクになる?

2023年5月7日 15:45

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記事提供元:エコノミックニュース

お休みモードからなかなか切り替わらなくて、連休明けを思うと早くも気が重くなっている人も多いのではないだろうか

お休みモードからなかなか切り替わらなくて、連休明けを思うと早くも気が重くなっている人も多いのではないだろうか[写真拡大]

 久し振りに行動規制のないGW。帰省にレジャーにと、楽しい一週間を過ごしたあとは、いつもの日常が待っている。お休みモードからなかなか切り替わらなくて、連休明けを思うと早くも気が重くなっている人も多いのではないだろうか。

 そこで問題となるのが「五月病」だ。「五月病」とは、主に新年度の始まる4月から5月にかけて、新しい環境や新しい仕事に慣れるまでのストレスからくる不安やうつ症状のことだ。新入社員や新入生だけでなく、転職や転属、人事異動や留学など、生活環境が新しくなった場合にも発症することがあるという。

 倦怠感、不安、イライラ、集中力の低下、食欲不振、睡眠障害などの症状をはじめ、酷くなると出社や登校ができなくなったり、様々な体の不調にも発展したりすることもあるので注意が必要だ。一人で悩みを抱え込み、深刻な状態になってしまわないよう、早めに適切な対処法をとるようにしたい。

 マネジメントコンサルティングを展開する株式会社識学が2022年に、自身が五月病になった150人と同僚や部下が五月病になった150人、計300人を対象に行った「五月病に関する調査」によると、83.3%の人が「五月病で業務に何かしらの影響があった」と回答しており、「(五月病で)業務に集中できなくなった」という回答も半数を越えている。この結果を見ると、五月病は本人が辛いのはもちろんのこと、企業にとっても大きなダメージを与えかねないことが分かる。また、同調査で五月病になった際の対処法も尋ねているが、「睡眠をとる」が26.0%、「休暇をとる」25.3%、「運動をする」14.7%が上位を占めているものの、最も多いのは48.7%の「特に何もしなかった」だった。

 確かに、五月病の有効な対策としては、「毎日7~8時間の十分な睡眠」、ウォーキングやジョギングやヨガなどの「軽い運動」、主にビタミンB群や抗酸化作用のある食品を摂取して「栄養バランスのとれた食生活を心がける」こと、そして新しい環境のストレスや不安を軽減するためには、上司や同僚、友人、家族などに相談することも重要だといわれている。

 しかし、そもそもストレスを抱えて仕事が滞っている状態で、十分な睡眠時間を確保するのは難しいのではないだろうか。実際には時間がとれたとしても、不安やイライラが溜まっていては、質の良い睡眠はとれそうもない。運動も同様だ。新しい環境で覚えることも多い中、運動の時間をしっかり管理し確保できるような人が、五月病になってしまうことはまれではないだろうか。食事もそうだ。初めての一人暮らしの場合、栄養バランスのとれた食生活を意識することすらもストレスになってしまうかもしれない。

 そこでおススメしたいのが、一杯のコーヒー習慣だ。

 コーヒーにはカフェインが含まれるため、あまり健康的なイメージを持ってない人もいるかもしれないが、カフェインは決して「悪」ではない。適度なカフェインは交感神経を活性化し、リラックス効果や集中力の向上が期待できるのだ。

 また、コーヒーに含まれるポリフェノールには強い抗酸化作用があり、活性酸素の発生と働きを抑制してくれるという。ポリフェノールを含む飲料といえば赤ワインや緑茶のカテキンが有名だが、コーヒーにも実は赤ワインと同等のポリフェノールが含まれているのだ。さらにコーヒー飲料のリーディングカンパニーであるUCC上島珈琲の調べによると、レギュラーコーヒーはインスタントコーヒーの約5倍ものポリフェノール含有量があり、毎日習慣的にレギュラーコーヒーを摂取することで効果が期待できるという。

 中には、一日に何倍も珈琲を飲むという珈琲好きの人もいるが、それは胃腸を痛めてしまうのでやめた方が良いと思うが、毎朝一杯のホットコーヒーは、内臓も温めてくれて、やる気も少し高めてくれるだろう。もしもGW明けにやる気のなさやダルさ、不安を感じたら、睡眠や運動、食生活の改善を図る前に、まずは一杯、コーヒーで気持ちをホッと一休みさせてみてはいかがだろうか。(編集担当:藤原伊織)

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