大阪・交野に商業施設「トナリエ星田」オープン、新街区拠点の地域密着SC

2023年3月29日 08:51

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トナリエ星田の外観イメージ(日本エスコン発表資料より)

トナリエ星田の外観イメージ(日本エスコン発表資料より)[写真拡大]

  • トナリエ星田の外観(日本エスコン発表資料より)

 不動産大手の日本エスコンとMIRARTHホールディングスが、大阪府交野市のJR星田駅前で共同開発していた商業施設の「tonarie(トナリエ)星田」(交野市星田北)が28日にオープンした。約2,000人の居住が想定される星田駅北地区土地区画整理事業地の商業拠点と期待され、今後出店分も含めて核店舗のスーパー「万代」など約20店が登場する。

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 オープンに先駆けて現地でセレモニーがあり、伊藤貴俊日本エスコン社長、交野市星田駅北土地区画整理事業組合の和久田泰弘理事長、万代の芝純常務取締役らがテープカットして開店を祝った。

 トナリエ星田は約1万1,000平方メートルの敷地に建設された2階建て延べ約8,900平方メートル。約200台分の駐車場と約190台分の駐輪場を備え、最終的に約20店が出店する。施設の運営は日本エスコンの100%子会社であるエスコンプロパティが担当する。

 出店する主な店舗は万代のほか、ドラッグストアの「ココカラファイン」、100円ショップの「セリア」、フラワーショップの「花イチバ」、衣料品の「イトウゴフク」など。医療機関も登場し、地域密着型の商業施設となる。

 星田駅北地区土地区画整理事業は、交野市西部約26ヘクタールにマンションと戸建て住宅併せて約700戸が誕生する。星田駅を発着するJR学研都市線を使えば、大阪市の中心部まで30分ほどで到着できる交通の便の良さから、新住民の数は子育て世帯を中心に約2,000人と見積もられている。

 以前は農地が広がる場所だったが、第二京阪道路の開通で利便性が向上した。乱開発が懸念されたことから、土地区画整理事業を進めてきた。トナリエ星田は土地区画事業地内の商業拠点と位置づけられ、ほかに家電量販店「エディオン」の進出、フレッシュバザールを中心とした複合施設の開業が予定されている。(記事:高田泰・記事一覧を見る

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