ルノー、新型カングーを3月2日発売 フルモデルチェンジで荷室容量増加

2023年3月1日 11:06

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新型ルノー カングー(画像: ルノー・ジャポンの発表資料より)

新型ルノー カングー(画像: ルノー・ジャポンの発表資料より)[写真拡大]

  • 新型ルノー カングー:発表資料より
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 ルノー・ジャポンは2月24日、「ルノー カングー」をフルモデルチェンジし、3月2日に新型として発売すると発表した。

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 日本で販売されるカングーは、ガソリン車、ディーゼル車の2種類。グレードはインテンス、クレアティフ、ゼン、プルミエール エディション。このうちゼンはガソリン車のみで受注生産車、プルミエール エディションはどちらにも設定はあるが特別仕様車となる。価格は395万円~424万5,000円。

■新型ルノー カングー

 カングーは、欧州では「LUDOSPACE(ルドスパス)」として販売されており、これはラテン語の「遊び」を意味する「LUDOS」と、フランス語で「空間」を意味する「ESPACE」を合わせた造語だ。広い室内空間と高機能性が評価されてきた。

 フルモデルチェンジした新型カングーは、1.3リッター直列4気筒16バルブ直噴ガソリンターボエンジンと、コモンレール式1.5リッター 直列4 気筒直噴ディーゼルターボエンジンの2種をエンジンに採用。ガソリン車の燃費は15.3km/L、ディーゼル車は17.3km/L。トランスミッションはどちらも電子制御7速AT(7EDC)。

 ドライブモードはノーマル、エコ、ペルフォの3つを用意。プラットフォームは、ルノー・日産・三菱のアライアンスが開発したミドルクラスのモデルに使用される「CMF-C/Dプラットフォーム」を採用。ボディサイズは、全長4,490mm、全幅1,860mm、全高1,810mmとなり、全長は210mm長くなり、全幅は30mm大きくなった。

■エクステリア

 エクステリアはカングーとわかる見た目を維持しつつも、新しいデザインを取り入れた。フロントではフルLEDヘッドライトやCシェイプデイタイプランプが目新しさを出している。リヤも同じようにCシェイプシグネチャーを採用。

 さらにカングーらしいダブルバックドアを装備しているのがポイントである。ダブルバックドアは約90度で1度ロックがかかり、ロックを外せば180度まで開口する。

■インテリア

 インテリアは、ルノーならではのフランス流の実用性と使い勝手を意識したデザインになり、多くの工夫が施されている。メーターは7インチ、オーディオビジュアル系には8インチマルチメディア イージーリンクを採用。車内には計5つのUSBポートを装備、それらに加え計4つの12V電源ソケットが装備されている。

 しっかりと荷物が積めるように最大2800Lの荷室容量を確保しており、前モデルと比べても132L増えている。

■安全装備

 安全装備は、ハイウェイ&トラフィックジャムアシスト、アダプティブクルーズコントロール(ストップ&ゴー機能付)、レーンデパーチャーワーニング(車線逸脱警報)などを装備。中でもエマージェンシーレーンキープアシスト、ブラインドスポットインターベンションは日本導入モデルでは初採用となる。

 エマージェンシーレーンキープアシストは、方向指示器が作動していないときに路面状況などを感知し、それらに近づきすぎたときに衝突を回避すべくハンドル操作をアシストする。ブラインドスポットインターベンションは、後方から車両が近づいてきた際にドアミラー内にある表示灯を点滅または点灯させて、衝突の危険性がある場合はハンドル操作をアシストする。(記事:キーパー・記事一覧を見る

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