日経平均VIは低下、株価底堅く警戒感は後退

2022年12月26日 14:11

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記事提供元:フィスコ

*14:11JST 日経平均VIは低下、株価底堅く警戒感は後退
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は14時10分現在、前日比-0.65(低下率3.22%)の19.55と低下している。なお、今日ここまでの高値は20.07、安値は19.54。

先週末23日の米株式市場で主要指数が上昇したことを受け、市場心理は改善しやすくなった。そうした中、今日の東京株式市場は買いが先行し、日経225先物は上昇、日経VIは低下して始まった。日経225先物は、取引開始後の買い一巡後は伸び悩む場面があったものの、下値を売り急ぐ動きが見られず、午前の中頃からは底堅く推移していることから、市場ではボラティリティーの高まりを警戒するムードは後退し、日経NIは先週末の水準を下回って推移している。


【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向がある。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っている。《SK》

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