スイスフラン週間見通し:下げ渋りか、日本とスイスの金利拡大予想は変わらず

2022年12月17日 14:00

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記事提供元:フィスコ

*14:00JST スイスフラン週間見通し:下げ渋りか、日本とスイスの金利拡大予想は変わらず
■下げ渋り、スイス中銀利上げで一時148円台半ばまで買われる

今週のスイスフラン・円は下げ渋り。米国の利上げ継続予想が広がり、週後半にかけて米ドル買い・スイスフラン売りが優勢となったが、スイス中央銀行は2023年も利上げを行う可能性があるため、日本とスイスの金利差拡大を想定したフラン買い・円売りが観測された。フラン買いは週末前に一服したが、対円レートは一時148円台半ばまで買われた。取引レンジ:145円27銭−148円57銭。

■下げ渋りか、日本とスイスの金利拡大予想は変わらず

来週のスイスフラン・円は引き続き下げ渋りか。米政策金利は2023年末までに5%台まで上昇数可能性があるため、リスク回避的な米ドル売り・スイスフラン買いがただちに拡大するとの見方は少ないようだ。ただし、スイス中央銀行による利上げ継続観測は後退していないため、日本とスイスの金利差拡大を見込んだスイスフラン買い・円売りが大幅に縮小する可能性は低いとみられる。

〇発表予定のスイス経済指標・注目イベント
・特になし

予想レンジ:145円00銭−147円50銭《FA》

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