日経平均VIは小幅に上昇、株価底堅いとの見方から警戒感の広がりは限定的

2022年11月25日 14:10

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記事提供元:フィスコ

*14:10JST 日経平均VIは小幅に上昇、株価底堅いとの見方から警戒感の広がりは限定的
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は14時10分現在、前日比+0.11(上昇率0.63%)の17.62と小幅に上昇している。なお、今日ここまでの高値は17.78、安値は17.43。

昨日の米株式市場が休場で、手掛かり材料に乏しい中、今日の東京株式市場は売り買いが交錯し、日経225先物は小幅に上昇して始まった。取引開始後は日経225先物が下げに転じたが、下値を売り急ぐ動きはなく、また、日経225先物は昨日までの3日続伸で490円上昇していることから、市場では今日の株価下落は健全な調整の範囲内と見られ、ボラティリティーの高まりを警戒するムードの広がりは限定的で、日経VIは概ね昨日の水準近辺で推移している。


【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向がある。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っている。《FA》

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