三機サービス 簡易株式交換による兵庫機工の完全子会社化

2022年11月7日 09:32

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記事提供元:フィスコ

*09:32JST 三機サービス---簡易株式交換による兵庫機工の完全子会社化
三機サービス<6044>は10月21日、同日開催の取締役会において、2022年12月1日を効力発生日として、兵庫機工を株式交換完全子会社とする株式交換を行うことを決議し、同日付で両社の間で株式交換契約を締結したことを発表し、反対意見の期限である11月4日を過ぎた。

同社は、長年培った専門性とメンテナンスノウハウを活かし、店舗・施設のあらゆる設備のメンテナンスを請け負うトータルメンテナンスサービスを展開、近年では空調機器に付随する機器に対する省エネインバータ化工事及び空調機器を含む機器の更新工事などを主とした省エネについても事業領域を拡大している。2022年7月11日付で公表した新中期経営計画(SANKI NEXT STAGE 2025-もっと快適・ずっと安心-)において、2025年5月期までの期間はその最初の3年であり、収益基盤強化期としている。

一方、兵庫機工は鋼製建具製造と付随する建具工事を主業務とするほか、建具類の仕入販売事業を手掛けており、事務所や店舗、工場、倉庫などの各種建物を対象とした金属製ドア・シャッター・サッシの製造及び取付工事を展開している。また、近年では、省エネ製品や防火設備に関する開発等にも注力している。兵庫機工は製造、販売、施工を一貫して手掛ける事を強みとし、大手ゼネコン等の取引先との強固な関係性を築いている。

同社は1977年に兵庫機工より分離しており、以来、お互いに独立した事業を手掛けていたが、今回、兵庫機工が同社グループに入ることで、兵庫機工の保有する建具・消防設備関連の技術を活用し同社の提供するサービスを深化(進化)させることが可能となる。また、双方が得意としている顧客基盤が違っており、それぞれの既存顧客に双方の既存サービス・製品のクロスセルを実施していくことで、新中期経営計画及び、2030年の経営目標達成に寄与するものと考え、兵庫機工の完全子会社化を決定した。

同社は、兵庫機工の発行済株式数25,000株を同株式交換により取得し、これらにより兵庫機工を完全子会社化する予定。同株式交換の予定日(効力発生日)は2022年12月1日(予定)。《SI》

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