米国株見通し:下げ渋りか、主力ハイテクの買戻しに期待

2022年10月27日 13:57

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記事提供元:フィスコ

*13:57JST 米国株見通し:下げ渋りか、主力ハイテクの買戻しに期待
(14時50分現在)

S&P500先物      3,848.80(+18.2)
ナスダック100先物  11,444.90(+39.0)


米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は堅調、NYダウ先物は170ドル高。米長期金利は低水準で推移し、本日の米株式市場は買い先行となりそうだ。


26日の主要3指数はまちまち。取引中盤以降の失速でナスダックとS&Pは軟調、ダウは4日続伸となったが、2ドル高にとどまり31839ドルで引けた。連邦準備制度理事会(FRB)による引き締め加速への警戒は弱まり、長期金利の低下を背景とした買いが先行。ただ、25日に発表されたグーグル(アルファベット)の業績が予想を下回り、ハイテクは全般的に軟調地合いに。この日のボーイングも期待に届かず、指数を下押しした。


本日は下げ渋りか。今晩の7-9月期国内総生産(GDP)は3期ぶりにプラスへ浮上すると予想され、FRBが今後タカ派姿勢を弱めるとの期待は後退。長期金利の持ち直しを手がかりに、ハイテクを中心に売りが先行しそうだ。半面、GDPの好転は割安感の生じた景気敏感、消費関連への買い材料にもなり、相場を支える可能性があろう。一方、前日売られたアップルやアマゾンが好業績なら買戻しが強まり、指数を支える手がかりとなるだろう。《TY》

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