横浜市南区総合庁舎跡に複合施設「ビエラ蒔田」、10月20日グランドオープンへ

2022年9月21日 07:11

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ビエラ蒔田のオープンイメージ(JR西日本不動産開発発表資料より)

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 JR西日本不動産開発は、横浜市南区総合庁舎跡(南区花之木町)に複合施設「VIERRA蒔田(ビエラ蒔田)」を、10月20日にグランドオープンする。スーパーの「ライフ」を核店舗に飲食店、医療機関、リハビリ施設、子育て支援施設、地域交流施設などが入居し、区民の暮らしと交流をサポートする拠点とする。

 ビエラ蒔田は地下2階、地上4階建て延べ約1万6,500平方メートル。南区総合庁舎が建てられていた約4,400平方メートルの敷地に地下を鉄筋コンクリート、地上を鉄骨構造で建築された。

 出店するのは17の店舗と施設。1階にライフが入るほか、2階に飲食店や物販店、リハビリ施設、医療機関など、3、4階にフィットネスクラブや子育て支援施設、地域交流施設などが入居する。ライフ以外のテナントは、回転寿司の「くら寿司」、100円ショップの「ダイソー」、スポーツクラブの「ルネサンス」、調剤薬局の「プラザ薬局」など。地下は駐車場になる。

 地域交流施設は「ビエラスタジオ蒔田」。音楽演奏や各種発表会に使える多目的スタジオ、食事会や料理教室に利用できるキッチンスタジオなどで構成され、南区総合庁舎が担っていた地域活動の場を提供するとともに、地域交流を促す拠点として活用する。

 南区総合庁舎は2016年、老朽化から浦舟町に移転して建て替えられた。横浜市は跡地利用に課題解決型公募を行い、関西で商業施設「ビエラ」を運営しているJR西日本不動産開発の提案を採用。土地を売却した。JR西日本不動産開発は地域の課題を「交流の場の提供」「少子化・子育て」「高齢化」ととらえ、商業施設に医療・福祉施設を加えた複合施設として2020年に建設工事に着手していた。(記事:高田泰・記事一覧を見る

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