米国株見通し:上げ渋りか、金融引き締め観測で買い続かず

2022年8月25日 13:56

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記事提供元:フィスコ

*13:56JST 米国株見通し:上げ渋りか、金融引き締め観測で買い続かず
(13時50分現在)

S&P500先物      4,157.00(+16.2)
ナスダック100先物  12,962.70(+44.8)


米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は小幅高、NYダウ先物は80ドル高。長期金利の上昇は抑えられ、本日の米株式市場は買い先行となりそうだ。


24日の主要3指数は反発。取引中盤以降に失速したが、プラスを確保し、ダウは59ドル高の32969ドルと4日ぶりに上昇した。前日まで軟調地合いが続いていた反動で押し目買いが強まり、相場をけん引。ただ、この日発表された耐久財受注など経済指標はほぼ想定通り弱い内容となり、買い一巡後の指数は上値の重さが目立った。また、連邦準備制度理事会(FRB)当局者の引き締め加速への見解で金利高に振れ、上げ幅を縮小した。


本日は上げ渋りか。ワイオミング州ジャクソンホールでの年次会合でパウエルFRB議長からタカ派的なスタンスが示されるとの思惑が広がり、長期金利が一段高なら全般的に売りが出やすい展開となりそうだ。特に、半導体大手のエヌビディアによる前日のさえない業績見通しを受け、ハイテク関連は買いづらいだろう。また、今晩発表の4-6月期国内総生産(GDP)改定値で改めてマイナス成長が意識され、前日の買いは縮小するとみる。《TY》

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