日経VI:上昇、株価堅調だが株価上昇ピッチの速さに警戒感

2022年8月17日 16:00

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記事提供元:フィスコ

*16:00JST 日経VI:上昇、株価堅調だが株価上昇ピッチの速さに警戒感
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は17日、前日比+0.31(上昇率1.70%)の18.58と上昇した。なお、高値は18.89、安値は17.92。今日の東京株式市場は買いが先行し、日経225先物は上昇して始まった。取引開始後も買い戻しの動きが優勢で、日経225先物は上げ幅を拡大する動きとなった。ただ、市場ではこのところの株価上昇ピッチの速さを警戒する向きもあり、ボラティリティーの高まりを警戒するムードは後退しにくくなっている。こうした動きや心理を映し、株価は堅調だが警戒感が大きく後退することはなく、今日の日経VIは概ね昨日の水準近辺での推移となった。

【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。《FA》

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