韓国ソウルでも豪雨被害、半地下住宅が深刻な被害に

2022年8月16日 07:52

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記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、 東北地方での深刻な豪雨被害が報じられているが、この豪雨をもたらした前線は日本海を越え韓国まで伸びており、韓国の首都ソウルにも115年ぶりとなる豪雨被害をもたらしている(AP通信AFPBB NewsJeongWoo氏のツイート)。

特に問題となっているのは、韓国特有の「半地下」住居だという。半地下住居はもともと1970年代に軍事政権が戦争に備えて各住宅に義務付けた避難壕で、これが後に首都圏の住宅不足解消のために居住用に使えるよう法改正されたものとのこと。当然ながら日照や換気に問題を抱えているが、一般の住居と比べて安価なために貧民層が多く居住している。今回の豪雨ではこうした住宅が真っ先に被害を受けたため、大きな社会問題となっているようだ。

ソウル市ではさっそく半地下住居を規制する方針を示したが、「そもそも好きですんでいるわけではない」という声が上がっており、そう簡単に解決とは行かなそうである。

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