新興市場銘柄ダイジェスト:免疫生物研究所は一時ストップ高、ソレイジアが上場来安値

2022年8月4日 15:37

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記事提供元:フィスコ

*15:37JST 新興市場銘柄ダイジェスト:免疫生物研究所は一時ストップ高、ソレイジアが上場来安値
<3566> ユニネク 1093 -105
年初来安値。22年12月期第2四半期累計(22年1-6月)の営業利益を前年同期比34.0%減の1.37億円と発表している。オフィスワーク部門のファン付き作業服を中心に夏物商材が伸長し、売上高は19.5%増の31.00億円に拡大したが、投資強化によるIT関連費用増や積極的な広告投資で販管費が膨らみ、利益を圧迫した。通期の営業利益予想は前期比6.1%増の3.76億円で据え置いた。進捗率は36.4%。

<4412> サイエンスアーツ 2484 +178
大幅に3日ぶり反発。SaaSスタートアップ企業のワスド(東京都中野区)は資本業務提携契約を締結し、現場DX実現向けた協業で合意したと発表している。今後、アミューズメント施設や小売、商業施設、サービス業、カーディーラーなど、幅広い業種へ向け共同でプロモーションするほか、サイエンスアーツのワスド「Buddycom」とワスドのスタッフ呼び出しサービス「デジちゃいむ」の機能連携強化を図る。

<4597> ソレイジア 74 -17
上場来安値。開発品SP-05の進行・転移性大腸がん患者に対する多施設国際共同第III相試験で、主要評価項目ORR(全奏効率)と重要な副次評価項目の一つであるPFS(無憎悪生存期間)が未達だったとの速報結果を発表している。副次評価項目PFSの更新解析、遺伝子発現などのサブグループ解析や安全性情報解析は順次継続し、22年第4四半期に公表する予定。22年12月期業績予想への影響は精査中としている。

<4570> 免疫生物研究所 433 +22
一時ストップ高。体外診断用医薬品として承認されているCTP ELISA「コスミック」が外リンパ瘻を疑う患者に対する診断補助を目的として保険収載(保険点数460点)されたと発表している。外リンパ瘻を診断するための世界初のバイオマーカー「CTP(cochlintomo-protein)」をターゲットとする体外診断用医薬品。外リンパ瘻の疑いのある患者に対してCTP ELISAを用いることで、正確な診断が可能になることが期待されるとしている。

<7777> 3Dマトリクス 312 +2
もみ合い。米Tulane大学とワクチンデリバリーを対象とした共同研究を開始すると発表している。各種ワクチンによる防御免疫反応を高め、強力なアジュバント(主剤の効果向上や補助を目的として併用される物質)の反応性を排除することで、効率的かつ安全なワクチンデリバリーシステムを開発することが目的。同じレベルの免疫を獲得するために必要なワクチンの接種回数を減らすことができる可能性があるという。

<2158> FRONTEO 989 +3
3日ぶり反発。経済安全保障対策ネットワーク解析システム「Seizu Analysis」の株主支配ネットワーク解析ソリューションで、支配力の強さを評価する指標の計算方法「Power Index」が特許庁から特許査定通知を受領したと発表している。指定された企業に対する懸念組織による持ち株の支配力の度合いを間接持ち株比率に補正した値として評価することができるほか、懸念組織が影響力を及ぼす経路を示すことができるという。《ST》

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