日経VI:小幅に低下、株価堅調だが警戒感の緩和は限定的

2022年7月27日 16:00

印刷

記事提供元:フィスコ

*16:00JST 日経VI:小幅に低下、株価堅調だが警戒感の緩和は限定的
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は27日、前日比-0.13(低下率0.64%)の20.26と小幅に低下した。なお、高値は20.74、安値は20.00。今日の東京株式市場は売りが先行し、日経225先物は下落、日経VIは上昇して始まった。しかし、取引開始後は下値を売り急ぐ動きは見られず、日経225先物が底堅く推移すると市場心理がやや改善し、日経VIは午前の中頃に低下に転じた。ただ、日本時間明日未明にFOMCの結果発表やパウエルFRB議長の記者会見を控え、ボラティリティーの高まりを警戒するムードの緩和は限定的で、日経225先物は午後に上げ幅を拡大したが、日経VIが大きく低下することはなかった。

【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。《FA》

関連記事