エイトレッドは23年3月期1Q利益横ばいだが通期2桁増益予想据え置き

2022年7月22日 08:27

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

(決算速報)  エイトレッド<3969>(東証スタンダード)は、7月20日の取引時間終了後に22年3月期第1四半期業績(非連結)を発表した。各利益は広告宣伝費の増加などで横ばいにとどまったが、主力製品の利用ユーザー数は順調に増加した。そして通期の2桁増収増益予想を据え置いた。ストック型収益を勘案すれば第1四半期の進捗率は概ね順調であり、DXの流れも背景として積極的な事業展開で収益拡大基調だろう。株価は反発力が鈍く年初来安値圏だが下値固め完了感を強めている。目先的には第1四半期の利益横ばいを嫌気する可能性もあるが下値限定的だろう。

■23年3月期1Q利益横ばいだが通期2桁増益予想据え置き

 23年3月期第1四半期の業績(非連結)は、売上高が前年同期比8.6%増の5億31百万円、営業利益が0.6%増の2億05百万円、経常利益が0.6%増の2億05百万円、四半期純利益が0.1%減の1億34百万円だった。

 売上面は、クラウドサービスへの移行に伴ってパッケージ型のX-pointが減収だが、テレワークや在宅勤務等によるワークフロー需要の拡大、ワークフローソフトウェアの機能強化などにより、主力製品である大手・中堅企業向けパッケージ型のAgileWorks、およびクラウドサービスのX-point Cloudの導入企業数が順調に増加した。利益面は、広告宣伝費の増加、クラウドインフラコストの増加、減価償却費の増加などで横ばいにとどまった。

 製品別売上高はAgileWorksが16.3%増の2億46百万円、X-point Cloudが16.0%増の2億01百万円、X-point(27年3月に製品サポート終了予定のため22年3月に新規ライセンス販売終了)が19.4%減の83百万円だった。なおフロー・ストック別売上高は、フロー売上高が4.3%増の1億21百万円、ストック売上高が13.1%増の4億22百万円だった。

 23年3月期通期予想は据え置いて、売上高が22年3月期比10.7%増の23億40百万円、営業利益が10.7%増の10億05百万円、経常利益が10.6%増の10億05百万円、当期純利益が14.5%増の6億92百万円としている。配当予想は22年3月期比2円増配の24円(第2四半期末12円、期末12円)としている。連続増配予想である。

 売上面では、X-pointは新規ライセンス販売終了のため減少するが、AgileWorksとX-point Cloudの導入企業数が順調に増加し、全体で2桁増収見込みである。製品別売上高の計画は、AgileWorksが15.4%増の11億37百万円、X-point Cloudが19.6%増の8億84百万円、X-pointが18.0%減の3億18百万円としている。

 利益面では、営業・サポート体制強化に伴う人件費の増加、クラウドサービス拡大に伴うクラウドインフラコストの増加、製品機能強化のためのソフトウェア償却費の増加、広告宣伝費の増加などを見込むが、増収効果で吸収して2桁増益予想としている。

 第1四半期の進捗率は、売上高が22.7%、営業利益が20.4%、経常利益が20.4%、当期純利益が19.4%だった。ストック型収益が積み上がる特性を勘案すれば概ね順調な水準と言えるだろう。DXの流れも背景として積極的な事業展開で収益拡大基調だろう。

■株価は下値固め完了

 株価は反発力が鈍く年初来安値圏だが下値固め完了感を強めている。目先的には第1四半期の利益横ばいを嫌気する可能性もあるが下値限定的だろう。7月20日の終値は2015円、今期予想PER(会社予想のEPS92円53銭で算出)は約22倍、今期予想配当利回り(会社予想の24円で算出)は約1.2%、前期実績PBR(前期実績のBPS471円66銭で算出)は約4.3倍、時価総額は約151億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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