「鈴木敏夫とジブリ展」3年ぶりに東京で、『千と千尋の神隠し』油屋の再現展示や8,800冊の巨大本棚

2022年7月4日 16:26

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記事提供元:ファッションプレス

 「鈴木敏夫とジブリ展」が、2022年7月1日(金)から9月7日(水)まで、東京・天王洲の寺田倉庫にて開催される。先駆けて、2022年4月23日(土)からは京都でも開催。

■スタジオジブリのプロデューサー、鈴木敏夫の軌跡を辿る

 「鈴木敏夫とジブリ展」は、高畑勲や宮崎駿の両監督とともに、 数々の名作を世に送り出してきたスタジオジブリ・プロデューサー、鈴木敏夫に焦点を当てる展覧会。2019年に東京・神田明神で開催され、好評を博したことから、長崎、京都を経て東京に3年ぶりに巡回。今回は、以前よりも展示品を大幅に増やし、バージョンアップした内容で開催される。

 実は映画『となりのトトロ』の制作発案者であったり、名作の題字を書いていたりと、様々な面で活躍してきた鈴木敏夫。スタジオジブリ設立の秘話や、『風の谷のナウシカ』から最新作『アーヤと魔女』まで、どのように作品に関わり、ヒットさせていったかを辿る。大ヒットを生むきっかけとなったポスターやコピーの制作過程など、貴重な資料も一堂に集結する貴重な機会となる。

 また、「かぐや姫の物語」の題字など、味わいある文字を書くことでも知られている鈴木敏夫による数々の書など、多彩な表現活動も紹介していく。

■鈴木敏夫に影響を与えた8,800冊の巨大本棚

 注目は、鈴木敏夫が子供時代から影響を受けた、様々な本や漫画8,800冊から成る圧巻の巨大本棚。名著の数々が、鈴木敏夫の思考術へどのように影響していったのかを探っていく。展示空間は“れんが屋”と呼ばれる鈴木敏夫の隠れ家をもとに構成されており、まるで“れんが屋”の中に迷い込んでしまったかのような雰囲気を楽しめる。

■『千と千尋の神隠し』油屋が東京限定で登場

 また、東京限定の展示も見逃せない。宮﨑駿による映画『千と千尋の神隠し』に迷い込んだかのような巨大空間「油屋別館(あぶらやべっかん)」では、全体に赤い提灯を吊るし、万の神様と一緒にゆったりと座って足の疲れを癒すことができる足湯「せんとうちひろ」を展開する。

 さらに、サイネージの前に立つとカオナシになった自分の姿が画面上に現れる「カオナシなりきりAR」や、7月20日(水)以降にスタートする「せんとうちひろAR」、京都展で人気を博した「湯婆婆と銭婆の“開運・恋愛”おみくじコーナー」も登場する。

 尚、展覧会アンバサダーには、滝沢カレンが就任。音声ガイドは、講談師の六代目 神田伯山が担当する。

【詳細】
鈴木敏夫とジブリ展
開催期間:2022年7月1日(金)~9月7日(水)
会場:東京・天王洲 寺田倉庫 B&C HALL/E HALL
住所:東京都品川区東品川2-1-3
価格:
・一般・大学生 1,800円、中・高校生 1,500円、小学生 1,100円
・特典付きチケット 一般 2,600円、中・高校生 2,300円、小学生 1,900円
※チケットはローチケ、日テレゼロチケで販売。
※チケットは日時指定予約制、各回開始時間1時間後まで入場可、最終回のみ閉館の30分前が最終入場。
※通常チケットに加え、特典付きチケットも発売。
※フォトスポットなど撮影OKエリアは、土日・平日に関わらず撮影可能。
※音声ガイド利用料:600円 特典冊子付
問い合わせ先TEL:DISK GARAGE 050-5533-0888(平日12:00~15:00)

■巡回展

・京都展
会期:2022年4月23日(土)~6月19日(日)
会場:京都文化博物館(京都府京都市中京区三条高倉)

※本記事はファッションプレスニュースから配信されたものです。ファッションプレスでは、ブランド、デザイナー情報、歴史などファッション業界の情報をお届けしています。

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