マーチャント・バンカーズ、円谷メディア・コンテンツ株式会社の株式を取得(子会社化)

2022年6月14日 08:45

印刷

記事提供元:日本インタビュ新聞社

■ウルトラマンなど旧・円谷映像の実績とノウハウをブランド化

 マーチャント・バンカーズ<3121>(東証スタンダード)は6月13日付で、株式会社娯楽TV(東京都港区)との間で、(株)娯楽TVが100%子会社として7月22日(予定)に新たに設立する新会社円谷メディア・コンテンツ株式会社を譲り受けることに関する基本合意書を締結する旨を決定し、(株)娯楽TVとの間で当該基本合意書を締結した。

 (株)娯楽TVにより新たに設立される円谷メディア・コンテンツ株式会社は、円谷映像新社株式会社(2004年1月に、旧・円谷映像株式会社ののれんを承継し、株式会社円谷エンターテインメントとして設立)よりのれんを譲り受けることにより、社名に『TSUBURAYA』ブランドを冠し、旧・円谷映像株式会社の実績とノウハウを活かし、キャラクタービジネスを展開していく。

 なお、今回の基本合意書の締結については、締結先である(株)娯楽TVの親会社であるアートポートインベスト株式会社が、マーチャント・バンカーズの株式33.08%を保有していることから、関連当事者取引に該当する。

■円谷のノウハウをメタバース事業やお宝グッズ販売のNFTプラットフォームに活用

 円谷メディア・コンテンツ株式会社を子会社化する目的は、現在、当社グループが、メタバース空間を活用し、お宝グッズの販売を扱っているNFTプラットフォーム「NFT LaFan」内に、旧・円谷映像株式会社の実績やノウハウを活かし、ニューヒーロー、ニューキャラクターを提供するもの。大手玩具メーカーと協力して、キャラクター販売も行っていく。キャラクタービジネスと並行し、出版も準備を進め、本年秋に、第1回出版物を発表する予定だ。

 円谷メディア・コンテンツ株式会社は、1989年7月、日本映画、ドラマの特撮の父と称される円谷英二氏(「ゴジラ・シリーズ」、「ウルトラQ」、「ウルトラマン・シリーズ」など)の三男・円谷粲(あきら)氏が設立した旧・円谷映像株式会社が行ってきた。

 ウルトラマンやゴジラ・シリーズに加え、松本零士作品、横山光輝作品、石ノ森章太郎作品など、列記しきれないほどの実績やノウハウを、キャラクタービジネスに活かしていく計画だ。

 なお、円谷メディア・コンテンツ株式会社の代表取締役には、旧・円谷映像株式会社でコンテンツ制作の経験しがある、マーチャント・バンカーズの代表取締役兼CEO小貫英樹氏が就任し、旧・円谷映像株式会社での実績を、キャラクタービジネスに活かしていく。発表によると、小貫氏は、1989年に日本大学理工学部を卒業、92年ニューヨーク大学大学院・映画学科シネマスタディズを卒業、94年に円谷映像株式会社に契約社員として入社、という経歴を持つ。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

【関連記事・情報】
【特集】今期純利益10%以上増益予想でPER市場平均下回る株(2022/05/09)
【特集】尹韓国次期大統領が代表団派遣、韓国と関係の深い銘柄(2022/04/26)
【特集】成長戦略を積極開示した関連株に注目、下値をマーク(2022/04/25)
【特集】NTTとKDDI高値更新、半導体・海運・商社に続くか(2022/04/21)

※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

関連記事