新興市場銘柄ダイジェスト:エッジテクノロジは大幅に5日続伸、ANYCOLORがストップ高

2022年6月10日 15:19

印刷

記事提供元:フィスコ

*15:19JST 新興市場銘柄ダイジェスト:エッジテクノロジは大幅に5日続伸、ANYCOLORがストップ高
<4068> ベイシス 3510 +310
大幅に3日続伸。エイターリンク(東京都千代田区)が開発・製造したワイヤレス給電システム「AirPlug」の設置プロジェクトを推進すると発表している。同システムはマイクロ波を用いた最大17m先の長距離無線電波給電が可能で、双方向のデータ通信やあらゆる角度への給電ができるという。今後、全国のオフィスビルを中心に設置し、ワイヤレス給電システムの普及を目指す。

<4268> エッジテクノロジ 1339 +221
大幅に5日続伸。23年4月期の営業利益予想を前期比48.2%増の3.11億円と発表している。AI関連市場の需要拡大に対応するとともに既存事業の強化に取り組み、主力のAIソリューションサービスを中心に業績が拡大する見通し。同時に発表した22年4月期の営業利益は467.6%増の2.10億円で着地した。リカーリング型顧客(過去4四半期連続でサービスを利用した顧客)との取引が増え、利益押し上げに貢献した。

<5032> ANYCOLOR 6510 +1000
ストップ高。前日に公開価格(1530円)の3.14倍となる4810円で初値を付けた後も買いが殺到している。VTuberグループ「にじさんじ」の運営を手掛けており、22年4月期の営業利益予想は前期比160.7%増の37.85億円と大幅な増益を見込む。メタバースなどの注目テーマと親和性があることに加え、好業績見通しも評価されている。6月下旬まで次の新規株式公開(IPO)がないことも個人の買いを後押ししているようだ。

<3927> Fーブレイン 847 -9
急伸後マイナス転換。5月の売上高が前年同月比45.6%増の1.65億円になったと発表している。前月(74.0%増)に続き、高水準の伸び率を記録した。4-5月の累計では前年同期比60.1%増の3.72億円。23年3月期の売上高予想は20.00億-23.00億円となっており、進捗率は18.6-16.1%。予想レンジ内の高めの水準で推移していることが投資家から好感され、買いが入っているようだ。

<6697> テックポイント 1126 +150
ストップ高。HD-TVI伝送技術を用いた送受信用半導体TP2863とTP3810が、中国最大級の新エネルギー自動車メーカーの比亜迪自動車販売(BYD Auto)の純正HDドライブレコーダーに採用されたと発表している。同レコーダーは、BYD Autoが販売する量産車の大半に搭載される予定。テックポイント・インクは22年に110万セット以上のチップセットをBYD Autoに出荷することを目標としている。

<4169> エネチェンジ 795 -2
朝高後、値を消す。Japan Energy Capitalと運営参画するJapan Energy Fundの海外特化型の脱炭素テックファンドを通じ、米オームコネクトに出資したと発表している。オームコネクトは、家庭向けのデマンドレスポンスサービスを提供しており、電力需給がひっ迫する時間帯に参加者へ節電をメールやSMSで促している。参加者は協力した節電量に応じて報酬が得られる仕組み。オームコネクトは5500万米ドル(約72億円)を調達する。《ST》

関連記事