日経VI:上昇、株価下落するも警戒感の広がりは限定的

2022年5月24日 16:00

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記事提供元:フィスコ

*16:00JST 日経VI:上昇、株価下落するも警戒感の広がりは限定的
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は24日、前日比+0.40(上昇率1.67%)の24.30と上昇した。なお、高値は24.45、安値は23.66。

今日の東京株式市場は取引開始時点では売り買いが交錯したが、その後は売り優勢の展開となり、日経225先物は概ねマイナス圏での推移となった。ただ、昨日までの2営業日で株価が大きく上昇した後にしては底堅いとの見方もあり、日経VIは昨日の水準を下回る場面があるなど、ボラティリティーの高まりを警戒するムードは大きくは広がらず、午後は株価が一段と下落したが日経VIの上昇幅は総じて限定的だった。

【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。《FA》

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