Microsoft、新サウンドレコーダーアプリをテスト中

2022年5月15日 16:43

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記事提供元:スラド

Microsoft が新しい「サウンド レコーダー」アプリを Windows Insider Program の Dev チャネルでテストしている(Windows Insider Blog の記事)。

新サウンドレコーダーは Windows 10 以降に標準搭載されている「ボイス レコーダー」アプリを置き換えるもので、Dev チャネルの Microsoft Store でアプリを更新するとプレビュー版がインストールされる。「ボイス レコーダー」は以前の Windows バージョンで「サウンドレコーダー」と呼ばれており、旧名称が復活したことになる。

新サウンドレコーダーでは波形表示や既存オーディオファイル (.m4a / .mp3 / .wav / .flac / .wma) のインポート機能、再生速度の変更機能 (0.25 倍 ~ 4 倍) が追加される一方で、トリミング機能が削除されている。レコーディング形式はインポートと同じく .m4a / .mp3 / .wav / .flac / .wma から選択可能で、音質 (ファイルサイズ) も変更可能だ。ライト / ダーク テーマにも対応する。「範囲指定」というボタンも新機能に見えるが、これは従来の「マーカー」と同じ機能であり、範囲を指定することはできない。波形表示は昔の「サウンドレコーダー」にも搭載されていた。

Windows Insider Blog の記事では新サウンドレコーダーのテスト開始にちなみ、Windows 11 でデザインが刷新された標準搭載アプリ (ペイント / メモ帳 / フォト / Snipping Tool / メディア プレイヤー / クロック / 電卓) をまとめている。また、Windows ターミナルや「Phone Link」アプリ、「Microsoft Store」アプリなどにも触れている。

なお、Phone Link はもともと「Your Phone」として Build 2018 で発表されたもので、3 月末に「Phone Link」へ改称された。日本語版での名称は「Your Phone」→「電話同期」→「スマホ同期」と変遷し、英語版の「Phone Link」改称に合わせて「電話リンク」へ改称されたが、いつの間にか Microsoft Store での名称は「スマホ連携リンク」に変わっていた。さらに、Windows 10 / 11 (バージョン 21H2) での名称は「[スマホ連携リンク]」、Beta / Dev チャネルの Windows 11 Insider Preview では「スマートフォン連携」というわかりにくいことになっている。

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