新興市場銘柄ダイジェスト:ビザスクは大幅に3日ぶり反発、グローバルセキュがストップ高

2022年4月13日 16:56

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記事提供元:フィスコ


*16:56JST 新興市場銘柄ダイジェスト:ビザスクは大幅に3日ぶり反発、グローバルセキュがストップ高
<7066> ピアズ 1376 +300
ストップ高。ソフトウェア企画・開発のイーフロンティア(東京都港区)の発行済株式総数の99.93%をクシム<2345>から取得し、連結子会社化すると発表している。取得株数は2000万4011株で、取得価額は1.75億円。イーフロンティアの持つ3Dグラフィック技術やAR・VR関連分野でのチャネルなどを利活用し、メタバース領域などへの事業展開の足掛かりとする狙い。

<2178> トライSTG 423 +80
ストップ高。経営陣による買収(MBO)の一環として株式公開買い付け(TOB)を実施すると発表している。買付価格は1株につき565円(前日終値は343円)で、買付期間は13日から6月10日まで。公開買付者は投資会社ベインキャピタルの傘下企業。トライステージ取締役で筆頭株主の丸田昭雄氏が非公開化後のベインキャピタルの経営方針に賛同しているという。トライステージ株は上場廃止になる見通し。

<4417> グローバルセキュ 5150 +700
ストップ高。ラック<3857>及び野村総合研究所<4307>傘下のNRIセキュアテクノロジーズ(東京都千代田区)とともにサイバーセキュリティリスクへの対策を支援する会員制の任意団体「サイバーセキュリティイニシアティブジャパン」を設立したと発表している。企業を会員としてセキュリティ対策とセキュリティ人材に関わるフレームワークを提供する。内閣サイバーセキュリティセンター、総務省、経済産業省などとも連携を図る。

<3927> Fーブレイン 771 +76
大幅に反発。3月の売上高(速報ベース)が前年同月比102.1%増の2.28億円だったと発表している。前月(109.7%増)とほぼ同水準の高い伸びとなった。21年4月-22年3月の累計では前年同期比55.3%増の16.82億円。売上高が右肩上がりで拡大していることが好感され、買いが集まっている。5日に年初来高値を記録した後、株価が下落していることから押し目買いも入っているようだ。

<4413> ボードルア 2873 +125
大幅に続伸。23年2月期の営業利益予想を前期比25.8%増の8.55億円と発表している。第1四半期から連結決算に移行した。成長分野であるSDN、ロードバランサー、セキュリティ、無線、仮想基盤、クラウド領域を強化する。同時に発表した22年2月期の営業利益は33.4%増の6.79億円で着地した。DXのトレンドが進展する中、成長分野に重点を置いて取り組んだことが奏功し、利益が拡大した。

<4490> ビザスク 4530 +540
大幅に3日ぶり反発。22年2月期の営業収益を従来予想の34.00億円から37.02億円(前期実績16.04億円)に上方修正している。積極的な広告宣伝などでビザスクinterviewの新規クライアント層が拡大し、既存クライアントでもサービスの高度化や利用ニーズの取り込みで平均的な取扱高が上昇したため。未定としていた営業損益予想は1.12億円の赤字(同2.08億円の黒字)としている。《ST》

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