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ZOZO創業者:前澤友作氏の宇宙旅行の強い味方は、ZOZOの連続増配
ZOZO(東証プライム)が、「連続最高益更新」状況にある。周知の通りZOZOは2019年9月に孫正義氏率いるSBGの中間持ち株会社:Zホールディングスの傘下に入った。と同時に創業者社長だった前澤友作氏は退任。ZHDが49%を保有する筆頭株主になった。
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その後の前澤氏は依然、「宇宙旅行」を実践するなど話題は提供している。「これからも宇宙に・・・」と壮語している。久方ぶりにZOZOを覗いてみたいと思ったキッカケは、前澤氏の「壮語」を裏付ける懐具合を推し測ってみたいという下衆の勘ぐりだった。
とは言え私には前澤氏の総資産を確認する手立てはない。ただ1つ可能なのは、ZOZOの配当収入だ。ZOZOは連続増配体制にあるが、前2021年3月期に限っても1株当たり41円。前澤氏の保有株は3449万株。少なくても税引き前で「41円×3449万株=14億円強」が懐に入っている。私には「宇宙人の収入」としか、受け止められない。
ZOZOの前3月期は「17.4%増収、58.3%営業増益、64.5%最終増益」と、大幅に伸びている。そして今期も、「10.3%の増収(1626億円)、8.3%の営業増益(478億円)、7.7%の最終増益(333億円)、11円増配の55円配」計画。開示済みの第3四半期での進捗率はそれぞれ「76%、81%、80%」。前澤氏の懐に前期以上の配当金が舞い込んでくるのは間違いない。
EC事業の強みが、コロナ禍で遺憾なく発揮されたということだろうが・・・前期の大幅急伸を読み解いてみた。一口で言うと、「着実に打つべき手を重ねている」。
★ユニークユーザー対応: 定期的にサイト(zozotown)を訪れる顧客を増やし、購買率を高めていく策を打っている。前期は3回計37日間セールイベント:zozoweekを実施し、並行しTVCMを打っている。
★B2C事業: 「your brand project by zozo」を始動。個人と共にファッションブランドを作る。具体的にはインフルエンサーと立ち上げたブランドの販売を開始している。コスメブランド(ZOZOのアクティブ会員の女性比率は7割)といった範疇に止まらず、「靴」にも進出。20年に開始した「zozomat(足型の3Dデータ化による靴選び)」を進め、対応型数を2500超まで整備。
★決算手段として、PayPayの導入。
こうした施策が商品取扱高(既存商品)の伸び:3450億8500万(前年比21.5%増)を誘っている。
また23年8月の稼働予定で約100億円を投じ、つくばにZOZO最大規模の物流拠点の建設も公にしている。(記事:千葉明・記事一覧を見る)
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