新興市場銘柄ダイジェスト:エネチェンジはストップ安、JTOWERがストップ高

2022年3月28日 15:24

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記事提供元:フィスコ


*15:24JST 新興市場銘柄ダイジェスト:エネチェンジはストップ安、JTOWERがストップ高
<9978> 文教堂HD 50 +6
大幅に続伸。濱口竜介監督の「ドライブ・マイ・カー」が米アカデミー賞の国際長編映画賞を受賞したと伝えられ、買い材料視されている。日本映画としては09年に滝田洋二郎監督の「おくりびと」が受賞して以来となる。受賞で「ドライブ・マイ・カー」の原作である村上春樹氏の小説が人気を博して書店の販売が拡大するとの期待から買いが殺到しているようだ。

<3356> テリロジー 412 +19
大幅に3日ぶり反発。連結子会社のテリロジーワークス(東京都千代田区)が日本サイバーディフェンス(同)と資本業務提携契約を締結すると発表している。日本サイバーディフェンスが発行する新株34株(引受後の議決権所有割合は10.0%)を引き受ける。取得価額は4998万円。日本サイバーディフェンスはサイバーセキュリティに関するコンサルティングなどを手掛けており、同社のサービスや製品をテリロジーワークスが販売代理店として顧客に展開する。

<4169> エネチェンジ 778 -150
ストップ安で上場来安値更新。エネルギープラットフォーム事業の主要顧客であるエルピオ(千葉県市川市)が電力小売事業「エルピオでんき」のサービス提供を停止すると発表している。22年12月期通期業績予想でのエルピオからの売上高は、事業撤退する4月30日以降に約0.58億円を見込んでいた。想定約14万件のエルピオのユーザーに対して他の電力会社への契約切替キャンペーンを支援するなどし、売上高見込みを維持していく方針。

<4485> JTOWER 5030 +700
ストップ高。NTTドコモが保有する通信鉄塔最大6002基を取得し、取得後もドコモが利用する基本契約を締結すると発表している。譲受金額は最大1062億円。6002基全ての通信鉄塔の移管が完了した場合、ドコモからの利用料等が通期で貢献した場合の売上高は概算で年間約80億-100億円、EBITDAマージンは同40-50%となる見込み。他携帯キャリアへのシェアリング促進などで更に売上高や収益性を向上させるとしている。

<4069> BlueMeme 1879 +61
大幅に反発。ローコード開発基盤「OutSystems」とアジャイル手法を組み合わせ、日本郵船<9101>のシステム開発内製化を実現したと発表している。BlueMemeがOutSystemsの導入を提案し、日本郵船の情報システム子会社が主体となって各業務部門からのフィードバックを取り入れて開発を行うアジャイル手法を採用。BlueMemeは自動車船業務システムなどで技術支援サービスを提供し、工数削減と現場の声を反映した迅速なシステム開発を実現したという。

<2195> アミタHD 2171 +95
大幅に3日ぶり反発。香港の投資運用会社MCPグループ傘下のMCPジャパン・ホールディングス(福岡市)との共同出資で合弁会社を設立すると発表している。合弁会社はCodo Advisory(同)で、顧客企業の脱炭素経営への移行戦略(トランジションストラテジー)の立案支援やアセスメントを中心としたサービスを提供する。出資比率はアミタホールディングスが50%、MCPジャパン・ホールディングスが50%。《ST》

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