日経平均は65円安でスタート、日本郵船や信越化などが下落

2022年3月28日 09:34

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記事提供元:フィスコ


[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;28084.08;-65.76TOPIX;1982.29;+0.82


[寄り付き概況]

 3月28日の日経平均は前週末比65.76円安の28084.08円と10日ぶりの反落でスタート。25日の米国市場でダウ平均は153.30ドル高の34861.24ドル、ナスダックは22.54ポイント安の14169.30で取引を終了。買戻しの流れから寄り付き後上昇。

 しかし、2月中古住宅販売成約指数や3月ミシガン大学消費者信頼感指数確報値の悪化が嫌気され伸び悩んだ。その後、2年債や10年債の利回りが2019年来の高水準に達したほか、サウジの石油貯蔵所がイラン支援の武装組織フーシの攻撃を受けたとの報道で警戒感が広がり下落に転じる局面があった。

 ただ、エネルギーセクターがけん引したほか押し目買い意欲でダウは引けにかけ再び上昇。シカゴ日経225先物清算値は大阪比135円高の28045円。本日の日経平均は下落して取引を開始。これまで連日で強い動きだった他、ウクライナとロシアの代表団が28-30日にトルコで会談すると報じられていることもあり、様子見ムードもありそうだ。

 売買代金上位では、日本郵船<9101>、商船三井<9104>、川崎汽船<9107>、信越化<4063>などの下げが目立つ。一方、INPEX<1605>、ENEOS<5020>、オリックス<8591>などが上昇。業種別では、空運、鉱業、石油石炭などが上昇率上位で推移。《FA》

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