後場の日経平均は115円安でスタート、キーエンスやKDDIが下落

2022年3月25日 12:54

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記事提供元:フィスコ


[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;27995.10;-115.29TOPIX;1974.92;-6.64


[後場寄り付き概況]
 後場の日経平均は前日比115.29円安の27995.10円と、前引け(28062.18円)から下げ幅を広げてスタート。ランチタイム中の225先物は27730円~27850円のレンジで弱含み。ドル・円は1ドル=121.70-80円と朝方からと30銭程円高・ドル安水準での動き。アジア市況は総じて軟調で、上海総合指数と香港ハンセン指数は揃って下落。ハンセン指数は昼頃から急速に下げ幅を広げ、下落率が1%を超えている。後場の日経平均は下げ幅を広げて28000円を割り込んでのスタートとなっている。前日にかけての連騰劇の反動安が警戒されるなか、週末要因もあって目先の利益を確保する動きが広がっている。また、ウクライナ情勢を巡るロシアと欧米諸国との間の経済制裁の報復激化などへの懸念もくすぶっているもよう。香港ハンセン指数が急速に下げ幅を広げてきていることも投資家心理をやや悪化させているようだ。

 セクター別では保険業、パルプ・紙、情報・通信業などが下落率上位に並んでいる一方、その他製品、鉄鋼、卸売業などが上昇率上位に並んでいる。東証1部の売買代金上位ではキーエンス<6861>、KDDI<9433>、ソフトバンクG<9984>、ソニーG<6758>、三井住友<8316>、ファーストリテ<9983>、OLC<4661>などの下落率が大きい。一方、川崎汽船<9107>、任天堂<7974>、日本製鉄<5401>、三井ハイテック<6966>、塩野義製薬<4507>、住友鉱<5713>などが上昇している。《CS》

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