キエフの自動車修理工場、鹵獲車載機銃の改造が進む

2022年3月18日 08:58

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記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、 戦車や装甲車にはしばしば、主砲や発射機の他にも歩兵や襲撃機を追い払うための機関銃が装備される。時代や車種によって緊急の際に取り外して持ち出せるようになっているもの、元より歩兵用の機関銃がそのまま取り付けられるものや、逆に備え付けに改造してあり動かせないものなど様々だが、特に現代ロシア軍装備品では取り外しても使えないものが多いようだ(FRANCE 24 English[動画]Forgotten Weapons[動画])。

ロシア軍戦車や兵員輸送車が燃料切れで擱座しウクライナ各地で鹵獲される中、それらの有用だがそのままでは撃てない車載機銃が余っており、フランス24が取材したキエフの自動車工場ではそんな車載機銃に銃把や銃床などを取り付けて歩兵用に転用する試みが行われているという。

解説によると、改造されているのはミハイル・カラシニコフ設計によるPK機関銃を車載化したPKT同軸機銃のようだ。ウクライナで鹵獲戦車に取り付けられた武装の処分に困っている方は、この工場に持ち込んでみてはいかがだろうか。

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