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明瞭なイギリス英語が聞けるおすすめSitcom
前回はイギリスの料理家を紹介したが、料理には興味がない人のために、今回はイギリスで人気のシチュエーション・コメディを紹介したい。ちなみに、日本語では「シチュエーション・コメディ」と言うが、英語では「Situational comedy」、一般的にはそれを略して「Sitcom」と呼ぶ。
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Sitcomのなかにはノンネイティブでは理解しづらいものもあるが、以下に紹介する番組は一般的な日本人英語学習者でも大丈夫だろう。英語も比較的わかりやすいアクセントなので、イギリス英語が初めてという人にもおすすめだ。
■The Vicar of Dibley
1994年にスタートし、断続的に2020年まで続いた人気長寿番組が『The Vicar of Dibley』だ。「Vicar」とは教区牧師のことで、Dibleyという小さな村に赴任してきた女性牧師がこの物語の主人公である。彼女と村の人々との日常を明るく描いたコメディだ。
主人公を演じるDawn Frenchは、イギリスでは非常に有名なコメディアンで、これまで数々の賞を受けている。この番組以外にも数々のテレビや映画に出演するほか、ベストセラー作家にもなっているという多彩な人だ。
この物語の舞台はオックスフォードシャーとされており、登場人物の英語はおもにWest Country English(イングランド南西部英語)で、それ以外にもさまざまなアクセントの英語を聞くことができる。主人公演じるDawn Frenchが話す英語は非常に明瞭な美しいRPなので、初心者にも比較的聞き取りやすいだろう。
■Absolutely Fabulous
『Absolutely Fabulous』は、1992年にスタートしたイギリスで人気のSitcomだ。これまで5つのシリーズのほか、いくつかのスペシャル版が放映されており、2016年には映画化もされた。日本でも90年代から映像ソフト化されているほか、地上波でも放映されたことがあるので知っている人も少なくないだろう。
ファッション業界で活躍する女性にフィーチャーしたコメディで、主人公たちが巻き起こす騒動を楽しく描く。主人公を演じるのはJennifer SaundersとJoanna Lumleyというイギリスの有名女優で、物語のおもしろさもさることながら、彼女たちの操るイギリス英語のアクセントも聞きものだ。PRエージェント会社の社長とファッション雑誌のディレクターという役柄もあって、非常にposhなアクセントなのである。(記事:ムロタニハヤト・記事一覧を見る)
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