NY株式:米国株式市場は続落、ロのウクライナ原発制圧で警戒感

2022年3月5日 10:38

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記事提供元:フィスコ


*10:38JST NY株式:米国株式市場は続落、ロのウクライナ原発制圧で警戒感
ダウ平均は179.86ドル安の33,614.80ドル、ナスダックは224.50ポイント安の13,313.44で取引を終了した。

ロシアがウクライナ、欧州で最大の原発を制圧したことを警戒したアジアや欧州市場の流れを継いで寄り付き後下落。その後、2月雇用統計の予想以上に強い結果を受けて、下げ幅を縮小。しかし、ウクライナ戦争激化への懸念を拭えず終日軟調に推移。セクター別では、エネルギーや公益事業が上昇した一方、銀行が下落した。

半導体メーカーのブロードコム(AVGO)は四半期決算で過去最高の利益を計上したほか、データセンターでの需要増を見込んだ第2四半期の見通しも予想を上回ったため、上昇。サラダチェーンを運営するスウィートグリーン(SG)は四半期決算において売上の強い伸びが示されたほか、2022年の売り上げ見通しが好感され上昇した。一方で、ベストバイ(BBY)はアナリストの投資判断引き下げを受け下落。また、会員制卸売・小売りのコストコ(COST)は粗利益率の低下を嫌気し下落した。CEOは会員費値上げの可能性を示唆。

バイデン政権はロシア産原油輸入禁止を検討中だと発表。このため、NY原油先物は一時116ドル台へ急騰した。

(Horiko Capital Management LLC)《YN》

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