日経VI:上昇、午後は地政学リスクへの警戒感強まる

2022年2月17日 16:00

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記事提供元:フィスコ


*16:00JST 日経VI:上昇、午後は地政学リスクへの警戒感強まる
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は17日、前日比+1.75(上昇率7.18%)の26.11と上昇した。なお、高値は26.38、安値は23.50。市場ではウクライナ情勢に対する警戒感が払拭できず、市場心理が悪化しやすい状況が続いている。こうした中、今日の東京株式市場は売りが先行し、日経225先物は下落して始まった。日経225先物は午前は底堅く推移したが、13時前にロシアの国営通信社が「ウクライナ軍が迫撃砲などを発射した」と伝えたと報じられ、地政学リスクを警戒するムードが一気に強まり、日経2225先物が急落し、日経VIは急上昇した。

【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。《FA》

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