日経平均VIは大幅に低下、地政学リスクの緩和が意識され警戒感が後退

2022年2月16日 13:52

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記事提供元:フィスコ


*13:52JST 日経平均VIは大幅に低下、地政学リスクの緩和が意識され警戒感が後退
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は13時50分現在、前日比-3.16(低下率11.23%)の24.98と大幅に低下している。なお、今日ここまでの高値は25.77、安値は24.93。

ロシアがウクライナ国境付近からの軍隊の一部撤収を発表したことを受け、地政学リスクの緩和が意識され、市場心理が改善しやすくなっている。こうした中、今日の東京株式市場は買いが先行し、日経225先物は上昇、日経VIは低下して始まった。取引開始後も日経225先物が堅調な動きとなっていることから、市場ではボラティリティーの高まりを警戒するムードが緩和し、今日の日経VIは昨日の水準を大幅に下回って推移している。


【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向がある。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っている。《FA》

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