日経VI:大幅に上昇、懸念材料多く株価下落で警戒感強まる

2022年2月14日 16:00

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記事提供元:フィスコ


*16:00JST 日経VI:大幅に上昇、懸念材料多く株価下落で警戒感強まる
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は14日、前日比+4.66(上昇率21.21%)の26.63と大幅に上昇した。なお、高値は27.09、安値は25.27。インフレ加速や米金融政策を巡る不透明感、緊張が続くウクライナ情勢など懸念材料が多く、市場心理が悪化しやすくなっている。こうした中、先週末までの2日間でダウ平均が1000ドルを超す下げとなった流れを引き継ぎ、今日の東京株式市場は売りが先行した。取引開始後も日経225先物が売りに押される展開となったことから、市場ではボラティリティーの高まりを警戒するムードが強まり、日経VIは大幅に上昇して推移した。

【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。《FA》

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