NY株式:米国株式市場はまちまち、金利の上昇が重し

2022年2月5日 09:58

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記事提供元:フィスコ


*09:58JST NY株式:米国株式市場はまちまち、金利の上昇が重し
ダウ平均は21.42ドル安の35,089.74ドル、ナスダックは219.19ポイント高の14,098.01で取引を終了した。

1月雇用統計の予想外に強い結果を受けて、年内の利上げ観測が一段と強まり、金利の上昇が嫌気され、寄り付き後下落。同時に、雇用の改善で消費拡大期待も強まりダウは一時上昇に転じるも引けにかけては再び失速した。一方で、オンラン小売りのアマゾンの上昇が支援し、ハイテクは終日堅調に推移。セクター別では小売り、銀行が上昇した一方、素材が下落した。

オンライン小売のアマゾン(ANZN)は昨日引け後に発表した第4四半期決算で、広告需要やアマゾンウェブサービス(AWS)の回復で利益が倍増したほか、コストの上昇を埋めるためアマゾンプライムの年会費の値上げを発表し、大幅高となった。靴メーカーのスケッチャーズ(SKX)も四半期決算で2021年の売上が過去最高を記録し上昇。化粧品メーカーのエスティローダー(EL)は、アナリストの投資判断引き上げで上昇した。一方、自動車メーカーのフォード(F)は四半期決算で1株利益が予想を下回り、下落。消費財メーカーのクロロックス(CLX)も1株利益が予想を大幅に下回ったほか、通期見通しも予想を下回り、失望感から売られた。

NY原油先物は92ドル台と、2014年以降7年ぶり高値で引けた。

(Horiko Capital Management LLC)《YN》

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