「do = ~する」だけでは英語は話せない? コアで覚える英語 (26)

2022年1月31日 08:14

印刷

 コアで覚える英語26回目はdoである。あまりにも単純すぎて、コアイメージを覚える必要があるのかと思う人もいるだろう。しかしdoは基本中の基本単語であるがゆえに、日常会話で頻繁に使われる。「do=~する」という訳語に頼ってしまうと実際の会話の中で上手く理解できず、また使うことができない。今回は基礎中の基礎であるdoのコアを紹介していこう。

【こちらも】「ask = 尋ねる」だけでは英語は話せない? コアで覚える英語 (25)

■doのコア

 doのコアは「何かを(正しく)行う」である。「行為」を表す最も一般的な動詞であり、特に「正しく行う・ちゃんとする」というニュアンスが含まれている。

■さまざまなdoの意味

 doは日本語に訳すとさまざまな意味になるが、そのコアはいずれも同様である。コアイメージを体得するには例文で覚えるのが早い。以下が良く使われる例文である。

・What do you do?「お仕事は何を?」
・How are you doing?「どうも」
・Did you do the dishes?「皿洗った?」
・I have to do the laundry「洗濯しないといけない」
・I have to do my hair.「髪の毛をセットしないといけない」
・Do your homework.「宿題しなさい」
・(It’s) done!「終わりだ・終わった」
・Could you do me a favor?「お願いがあるんだけど・・」
・She did the flowers.「彼女がその花を生けた。」
・That will do (me).「それでok・それで事足りる」
・Either will do「どちらでも構わない」
・Do your job!「仕事をしなさい」

 上記の中で日本語の「~する」という訳にならないものが、いくつかあることがお分かりいただけるだろう。

 「What do you do ?」は日常会話でもお馴染みのフレーズだが、doのコアから「職業として~する」という意味になるというのは、知らなかった人もいるのではないだろうか。

 また「the dishes」「the laundry」「hair」など日常で行う動作についても、doを使って表現される。その他「that will do」はenoughという意味で使われる。例えば「Will 10,000 yen do you?(1万円で足りる?)」「That will do me(それで十分)」のように使う。

 上記の例文以外にもdoの典型的なフレーズはたくさんあるが、初めて聞くフレーズであっても、そのコアが分かればその意味がすんなり理解できるはずだ。

 doは基本中の基本単語だけに、あまり注視していない人も多いのではないだろうか。しかしシンプルな単語ほど奥が深いものだ。是非doのようなシンプルな単語こそ、コアイメージで覚えてほしい。(記事:newpowersoul・記事一覧を見る

関連記事