日経VI:低下、株価堅調で警戒感後退し20を下回る

2022年1月12日 16:00

印刷

記事提供元:フィスコ


*16:00JST 日経VI:低下、株価堅調で警戒感後退し20を下回る
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は12日、前日比-1.87(低下率8.78%)の19.43と低下した。なお、高値は20.04、安値は19.39。今日の東京株式市場は買いが先行し、日経225先物は上昇、日経VIは低下して始まった。市場では国内の新型コロナ「オミクロン型」の感染拡大に対する懸念が継続しているが、今日は取引開始後も日経225先物が堅調に推移したことから、ボラティリティーの高まりを警戒するムードは後退し、プットが手仕舞い売りに下げ、日経VIは不安心理の高まった状態の基準とされる20を概ね下回って推移した。

【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。《FA》

関連記事