27日の中国本土市場概況:上海総合0.06%安で続落、酒造株の下げ目立つ(訂正)

2021年12月27日 17:24

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記事提供元:フィスコ


*17:24JST 27日の中国本土市場概況:上海総合0.06%安で続落、酒造株の下げ目立つ(訂正)
下記のとおり修正します。
(誤)主要指標の上海総合指数が前日比2.08ポイント0.06%)
(正)主要指標の上海総合指数が前日比2.08ポイント(0.06%)

(誤)(上海A株指数は0.07%安の3789.14ポイント)
(正)(上海A株指数は0.06%安の3789.51ポイント)

週明け27日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比2.08ポイント(0.06%)安の3615.97ポイント(上海A株指数は0.06%安の3789.51ポイント)と続落した。


前週末のNY市場がクリスマスで休場だったことから、手がかり材料難で方向感を欠く展開。国家統計局が午前に発表した一定規模を超える工業企業の11月の利益総額が前年同月比9.0%増の8059億9000万人民元となり、増加率が前月の24.6%から大幅に減速したことも重しとなった。新型コロナウイルス感染拡大の影響も不安視。陝西省衛生健康委員会は26日、前日の25日に新型コロナウイルス新規患者157人が確認されたと発表した。12月9日以降の患者は計499人。うち事実上のロックダウン措置が23日から実施されている西安市は485人を占めた。感染拡大は歯止めがかかっておらず、専門家からは、状況好転は1月中旬以降にずれ込むとの予測が出ている。もっとも、下値は限定的。政策期待を支えに、指数はプラス圏で推移する場面もみられた。


業種別では、造酒株の下げが目立つ。江蘇今世縁酒業(603369/SH)が4.3%安、舎得酒業(600702/SH)が3.7%安で引けた。発電設備やメディアエンターテインメント、自動車セクターなども売られている。半面、医療設備、家具、紡織機械、食品の一角は物色される。

一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が1.79ポイント(0.64%)高の 283.46ポイント、深センB株指数が1.68ポイント(0.14%)高の1171.00ポイントで終了した。

27日の香港市場はクリスマス振替のため休場。28日から取引が再開される。

亜州リサーチ(株)《FA》

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