楽天と西友、ネットスーパーの物流センターを千葉・松戸に 最大規模 

2021年12月22日 07:42

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(画像:楽天グループの発表資料より)

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 楽天グループと西友は21日、協働運営している「楽天西友ネットスーパー」専用の物流センターを新設すると発表した。場所は千葉県松戸市で、23年上期の稼働開始を予定している。特定テナントの要望に応じオーダーメイドで建設して貸出すBTS型(Build To Suit)で、楽天が全フロアを賃借する。

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 楽天西友ネットスーパーの首都圏での商品配送は、エリアに応じ、ネットスーパー専用の物流センターか西友の実店舗から行っている。首都圏の物流センターは現在2拠点。サービス開始時からある千葉県柏市のセンターと、2020年に開設した神奈川県横浜市のセンターで、本センターは3拠点目となり、楽天西友ネットスーパーの物流拠点としては最大規模。

 センターの規模は、延べ床面積約71,000平米。これまで首都圏最大だった横浜市の物流センター(約5万平米)の約1.4倍となる。常温・冷蔵・冷凍の設備を持ち、最大4~5万点の商品保管が可能となる。搬送自動化設備なども導入を予定。本センターの設置により、当日配送枠を拡げるなど、首都圏での供給能力の強化や利便性の向上を目指すという。

 楽天西友ネットスーパーは、2018年1月の楽天とウォルマートの戦略的提携に基づき、同年10月から開始。楽天が保有する会員基盤やEC関連の知見と、西友のスーパー事業・実店舗運営を組合せたサービスとして運営してきた。

 コロナ感染拡大に伴う生活様式の変化から、ネットスーパーに注目が集まり、同サービスも需要が拡大。需要の高まりを受け、横浜センター設置後の21年2月には、大阪府茨木市への物流センターの新設を発表。関西エリアの供給体制整備に着手した。その後も同サービスの売上高は21年1-3月・4-6月期で対前年同期比120%超と、引き続き需要増の傾向にあることなどから、今回の新設に至ったという。

 同様の背景から、他社もネットスーパー専用物流センターの設置に着手している。イオンは20年8月、千葉にAIやロボなどを用いたフルフィルメントセンターを建設し、ネットスーパー事業を本格稼働すると発表。23年の開始を目指し建設を進めている。セブン&アイ・ホールディングスは21年7月、同社初となる大型配送センターを横浜に新設すると発表。BTS型で、こちらも23年春の稼働開始を予定している。(記事:三部朗・記事一覧を見る

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