日経VI:小幅に低下、株価をにらみながら市場心理も揺れる一日に

2021年12月10日 16:00

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記事提供元:フィスコ


*16:00JST 日経VI:小幅に低下、株価をにらみながら市場心理も揺れる一日に
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は10日、前日比-0.04(低下率0.19%)の20.76と小幅に低下した。なお、高値は21.51、安値は20.18。今日の東京株式市場は売りが先行し、日経225先物は下落、日経VIは上昇して始まった。その後、日経225先物が売りに押される場面ではボラティリティーの高まりを警戒するムードが広がり、日経VIは上昇幅を拡大し、また、午前の中頃から日経225先物が底堅さを見せると警戒感が後退し、日経VIは低下した。さらに、取引終了にかけては日経225先物が下げ幅を拡大し、日経VIは一時上昇に転じた。株価をにらみながら時間の経過とともに市場心理も揺れた一日となった。

【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。《FA》

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